更年期障害

さまざまな要因が複雑にからみ 合って起こる更年期の症状

更年期の体の変調は、たいして辛さも感じずにやり過ごしてします人もいれば、日常に支障をきたすほどの人もいます。

かつては、更年期に起こるこうした症状をすべて更年期障害と呼んでいましたが、現在は日常に支障があるほど症状がひどいものを更年期障害と呼び、それ以外の場合は更年期症状と呼んで区別しています、それにしてもなぜ症状の出方に個人差が大きいのでしょうか。いろいろな原因が考えられますが、大きく分けて3つのことが考えられます。

なぜ人によって症状の出方が違うのか?

1
Point
卵巣機能の衰え方の差や体質的な要因
更年期は、卵巣機能の低下によるエストロゲンの減少が直接の原因ですが、卵巣機能の低下の度合いやホルモン分泌の低下の怒り方は人によって異なります。さらにホルモン分泌の乱れに対して、からだが敏感に反応する人も居て、こうした要素が症状の出方の差に関係があると考えられます。 一般に、ふだんからホルモンの分泌が不規則で月経不順だったり、自律神経失調ぎみの人ほど、更年期症状が出やすい傾向があるといわれます。また不規則な生活や過労、睡眠不足なども、ホルモンや自律神経の乱れに拍車をかける原因になります。
2
Point
ストレスに対する抵抗力も重要なカギ
たとえば、くよくよタイプの人は、わずかなからだの変調がとても気になり、それが大きなストレスになります。 また、誰に頼っていたい依存タイプの人は、更年期のつらさを家族にわかってもらえないと、不安感や孤独感がつのり、気分がますます落ち込みます。がんばりやさんはこの時期、なにごとも「これまでどおりにできない自分」がもどかしく、自分を責めることが多いものです。 そのほか、閉経を「女性でなくなること」ととらえている人も、症状に過剰に反応して悪化させるケースがあります。
3
Point
ストレスの大きい環境に置かれている人
この時期は、自らの老後の準備に加えて、夫との関係、子どもの心配、親の介護の問題など、自分だけでは解決できないさまざまな問題も起こってきます。仕事を続けてきた人は、職場の責任も砿くなってプレッシャーを感じる人もいるでしょう。また職場の人間関係も大きなストレスのひとつ。 更年期に増大するストレスが、エストロゲン分泌の低下に拍車をかけ、自律神経のバランスを乱していくことが少なくありません。

症状が強いのは今あなたが弱い 人間だからではありません

このように更年期に起こる症状は、さまざまな要素が複雑にからみ合って起こります。更年期は生理的なからだの変化であるというと「症状が出る、出ないは心のもちようだ」とか「ヒマな女性に起こる」と精神論を口にする人がいます。

もちろん同じ症状でも、深刻に受け止める人、「こんなもんなんだな」と軽く受け止める人がいるのは事実です。

けれども、気のもちようだけで症状がなくなるほど更年期は単純なものではありません。心やからだに不調が現れたら、家族や周囲の人の理解のもとに、適切な治療を受けることが大切です。いまは更年期外来や閉経外来、女性外来など更年期の心とからだを丸ごとみる診療科も増えています。
こうした科を積極的に受診してください。







カウンセリングや薬による治療が行われます

心の症状の治療には、大きく分けてカウンセリングなどの精神療法と、薬による治療が行われます。 心の問題に気づかせてくれるのがカウンセリングです カウンセリングは、医師や臨床心理ト(カウンセラー)が面接し…

治療の詳細

まずは婦人科で相談してみましょう

婦人科で、心の症状をやわらげる薬を処方することもあります 眠れない、不安でたまらない、憂うつな気分になる、疲れやすい、イライラするといった症状は、実際のところ女性ホルモン のエストロゲンの分泌低下によ…

治療の詳細

心の不調も治療でよくなります

ストレスが大きいと心の症状が強く現れることがあります 女性ホルモンのアンバランスを背景に、自律神経が大きく乱れる更年期には、気持ちの落ち込みやイライラ、疲労感など心の 不調に悩まされる人も少なくありま…

治療の詳細

漢方 Q&A

Q.HRTと漢方の併用は大丈夫? A.もちろんOK。症状が重い人は併用をおすすめします 即効性のあるHRT(ホルモン補充療法)でつらい症状を早めに改善し、漢方で全身の機能を整えていく方法は、更年期障害…

治療の詳細

更年期からの養生訓

心の若さを保とう 漢方では「心とからだは一体」と考えています。実際に若々しい心のもち主は内臓も若く保てることが証明されています。からだの老化は止められなくても心の若さはいつまでも保てます。いくつになっ…

治療の詳細