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婦人科での診察の流れを把握してから行きましょう

更年期による症状かどうかは問診、内診、検査で総合的に判断します

この時期は、さまざまな形で現れる症状が、更年期によるものなのか、あるいはほかの病気によるものなのか鑑別することがとても大事です。婦人科の診察では、問診、内診を中心に、いくつかの検査を組み合わせながら、更年期による症状かどうかを総合的に判断していきます。

基礎体温表をつけている人は、受診時に持参するとよいでしょう。排卵の有無や月経のようすがわかって、診断をするときの参考になります。

診察は、まず問診からスタートします

問診ではまずどのような症状に悩んでいるか、月経のようすなどを中心に聞いていきます。そのほか、これまでかかった病気や現在かかっている病気、家族の病歴などについても質問します。とくに最終月経日などは、とっさに答えが出てこないことも多いものです。その場であわてないためにも事前に簡単なメモをつくって用意していくとよいでしょう。

また診察を待っているあいだに、更年期の症状や現在の心理状態の自己チェック票、食事や運動などの生活習慣のチェック票を渡して、記入してもらう病院も多いようです。これも問診のときの参考になりますので、正直に書いてください。

このような問診で、たとえば「のぼせ、不眠、イライラなどの症状がここ2、3か月のあいだで出てつらい」といった訴えや「月経が2か月くらいこなかったり、半年くらいあいたりする」といった訴えかあれば、医師は更年期症状を疑います。

そしてこのようなときは、「更年期による症状のようですね。まだ月経があるようですから、一応ホルモンの状態を調べて確認してみましょう」といって、血中ホルモンの検査(内分泌検査)をします。

そして、初診のときに受けた血液検査の結果が出る2~3週間後の再診時に、各検査の結果をみて「更年期」という診断がくだされるでしょう。

なお、すでに閉経を迎えている場合には、エストロゲンの低下はあきらかなので、一般には血中ホルモン検査は行いません。また、閉経を迎えていて更年期症状がつらい場合は、初診で女性ホルモン薬を投与してようすをみることもあります。

女性ホルモン薬を投与して、これまで悩み続けた症状が改善されたり、解消されれば、更年期が原因で起こるものだと判断できます。

内診では子宮や卵巣などの状態をチェックします

次に行うのが内診です。「内診は苦手」と婦人科検診を受けたがらない人もいますが、これは、必ず受けてほしい検査のひとつ。婦人科の手術で子宮や卵巣の摘出をした人も、内診が必要です。

内診では、腔のようす、子宮筋腫や子宮内膜症)、卵巣嚢腫)などの有無をみていきます。また、内診時にいつしょに子宮がんの検査を行うことも多いでしょう。

内診をじようずに受けるコツ

緊張してからだにカを入れていると、腔が狭くなってかえって痛みを強く感じ、医師も
診察しづらくなります。内診のときは、脚を大きく開いて、まず大きな深呼吸をしましよう。深呼吸をすると、おなかの緊張がとけてリラックスできます。