ドライアイ

エストロゲンの低下により目の潤いも不足してきます

目の表面は、涙によって潤され、保護されています。涙の量が減ったり涙の成分が変化して、目の表面を覆っている涙の膜が途切れやすくなり、目の表面の粘膜が荒れた状態がドライアイです。肌のトラブルにたとえると、目の「肌荒れ」の状態です。

パソコンやテレビ、携帯メールなど目を酷使することが増えた現代では、オフィスの乾燥やコンタクトレンズによる負担、ストレス、睡眠不足なども手伝って、ドライアイの人が増えています。とくに更年期は、エストロゲンの分泌の低下で、肌の潤いが不足するように目の潤いも不足するのでしょう。加齢により、目の粘膜が弱まることも関係して、ドライアイが増えてきます。

ドライアイになると、目の不快感や痛みなどさまざまな症状が現れ、ひどくなると、目を開けていることさえつらくなります。

ドライアイは、こんな病気が原因のことも

ドライアイの原因に、シェーグレン症候群や関節リウマチ、糖尿病など内科的な病気が隠れていることが少なくありません。またアレルギー性結膜炎でもドライアイを併発します。

目に違和感を感じるときは、眼科を受診して原因をチェックしてもらいましょう。

ドライアイ・チェック

ひとつでもあてはまる人は、眼科を受診しましょう。ドライアイは、とくに冬場の暖房など、部屋が乾燥しているときに症状がひどくなるのが特徴です。

  • 目が疲れたり、目が重いことが多い
  • 目がしょぼしょぼする日が多い
  • 目がゴロゴロする
  • 目が赤くなることが多い
  • 急に涙が出る
  • 目が痛む(コンタクトレンズができなくなった)
  • まばたきせすに、10秒以上目をあけていられない

市販の目薬の選び方

市販の目薬を使うなら、防腐剤抜きで使いきりタイプの人工涙液を選びましよう。ドライアイの場合は、目の表面に傷がついている場合が多く、また防腐剤を洗い流すだけの涙が不足しているので、防腐剤入りの目薬はおすすめできません。

防腐剤を含まない人工涙液やヒアルロン酸ナトリウム点眼薬、就寝前の眼軟膏などで治療します。

それでも改善しない場合や、重症のドライアイでは、涙の排出日の涙点にプラグ(栓)を入れて、涙が鼻のほうへ流れないようにして目を潤す治療法もあります。

また、血清点眼を行う場合もあります。血液には、涙と似た成分があるので、採血して自分の血清から目薬をつくる方法が血清点眼です。シェーグレン症候群などで涙が極端に少ない人に有効な治療法ですが、行える施設はまだかぎられています。

今日からできる ドライアイのセルフケア

部屋の湿度を上げる工夫を

乾燥している季節は、加湿器を使って部屋の湿皮を土げましょう。室内に洗濯物を干したり、オフィスではコップー杯の水をデスクに置くだけでも乾燥度が違います。ゆっくりお風呂に入るのもおすすめです。

空調の風の向きに注意

室内にいるときや車の運転中は、エアコンの風が直接顔にあたらないように、風向きを調整しましょう。

パソコンやテレビの置き方をチェック

画面をみるときに、視線が上向きになると、目を大きく見開くために目が乾きやすくなります。パソコンやテレビは、画面をみるときに視線が下になるように配置して。

意識的にまばたきをする

とくにパソコンの作業中は、まばたきが減って目が乾きます。意識的にまばたきをして、目を潤してください。

目の環境を整える

デスクワークや読書をするときなどは、老眼鏡をかけましょう。みやすい環境をつくるほうが、3秒に1回の自然なまばたきが行いやすくなります。こまめに休憩を入れて、目を休ませることも大切です。