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気分の落ち込み・不安感

さまざまな感情が入り混じって心が不安定に

更生期の症状は、心のトラブルとして現れることが少なくおりません。その代表例が気分の落ち込みや不安感です。

女性が更生期を迎えるころになると、子どもや夫との関係、自分白身の仕1 の悩みやストレスなども増えていきます。さらに、年老いた両親の世話や介護をこなすとなると、もともと女性の負担は重かったものが、許容範囲を越えてしまいます。

また、女性ホルモンのエストロゲンの減少で忘れっぽくなったり、判断力が鈍ったり、体力や気力も低下してくるころですから、そういった変化にとまどったり落ち込んだりすることも少なくおりません。

今まで自信をもっていろいろな役割をこなしてきた人ほど、将来に対して漠然とした不安感を抱いたり、役割を失った喪失感や寂寥感、抜け道のない疲労感などから、気分が落ち込んでしまうのも無理からぬことでしょう。心身ともに不安定になり、なにもする気にならない虚脱状態に陥る人もいるようです。

アルコール依存症に注意しましょう

眠れないとか、ストレス解消にと軽い気持ちではしめたお酒の習慣が、やがて依存症に移行していくケースがたくさんあります。とくに、女性の場合は女性ホルモンがアルコールの代謝を妨げるなど、男性に比べてアルコール依存症になりやすい体質的な特徴があるので注意が必要です。

アルコールにかぎらず、買い物依存、インターネット依存、ギャンブル依存など、さまざまな依存症かおりますが、その背景には心のむなしさ、寂しさを埋めようとする気持ちがあります。依存症は心の問題が解決しないかぎり、抜け出すことができません。こんなときは、思いきって心療内科や精神科など心の専門家に相談してください。心の問題をいっしょに解決してくれます。

こうして気分の落ち込み・不安感を治療

更生聞障害と心の病気は合併していることが多いものです。迷う場合は、自分の行きやすい診療科を受診してみましょう。最近全国で展開されている女性専門外来も、個々の違いはありますが、ていねいに話を聞いてくれるでしょう。

その後は、受診した医師との相談で、よりふさわしい科を紹介してもらうこともあります。

今日からできるセルフケア

周囲の力を借りる

自分だけで解決できないときは、気心の知れた友人や、信頼のおける年配者に相談してみるのもひとつの方法です。同じ苦しみを乗り越えてきた経験者のひとことが救いになることもあります。

ありのまままの自分を認めて

完璧主義の人ほど気分が落ち込み、不安感に陥りやすいといわれます。完璧主義の人は、目標を高く掲げやすく、目標が高ければ達成もむずかしく、自分を責めることになりがちです。完璧にはできないこともあると、ありのままの、いまの自分を認め、受け入れると気持ちがラクになります。

効率優先の発想を切り替えて

若いころと違って、仕事も家事もテキパキできなくてあたりまえ。いままでは1時間で片付けられた仕事を2時間かけてていねいに仕上げる、というように、効率最優先の発想をやめて、自信がもてる仕事や家事のこなし方を身につけましょう。