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カウンセリングや薬による治療が行われます

心の症状の治療には、大きく分けてカウンセリングなどの精神療法と、薬による治療が行われます。

心の問題に気づかせてくれるのがカウンセリングです

カウンセリングは、医師や臨床心理ト(カウンセラー)が面接し対話をすることで、患者自身が自分の心の問題に気づいたり、自分がとらわれている問題を整理し解決していこうとする治療法です。

まず、本人にはできるだけ自由に話をしてもらいます。人に話を闘いてもらうと、胸のつかえがとれ、心の整理ちできるので客観的に自分をみることができるようになります。日常的には、同じようなことを家族や友だちがしていることが多いものですが、医師や臨床心理上は、中立的な立場に立って、自分の意見をさしはさまず、患者の話に耳を傾けます。こうして患者は自由に話しながら、自分の本音や、場合によっては無意識のうちに無理をしている自分や、がまんしている自分など、自分の本当の姿に気づいていきます。

カウンセリングというと、アドバイスをもらえるとか、閥題を解決してくれると期待する人も多いようです。でもカウンセラーは、問題を考えて整理したりヒントを示してくれますが、問題に対する答えを出すのはあくまで患者自身です。たとえば、寒いといったときに、「上着を着ればよいのでは?」とアドバイスしてくれるのが人生相談なら、「なぜ寒いと感じるのだろう。空腹だから? 薄着だから?」と問題の本質に気づかせてくれるのがカウンセリングです。

そのほか、心身をリラックスさせるための自律訓練法や、かたよったものの考え方やとらえ方を修正し、柔軟な考え方ができるようにする認知療法など、さまざまな精神療法があります。

薬物療法で、心身の緊張をやわらげていきます

心の病気に対して薬を使うのは、やはり抵抗がある人が多いと思いますが、心の病気の治療には薬加必要な場合もあり、またけっこう役立つという場合もあります。

薬によって脳内伝達物質のバランスを整えていくことで、不安や心身の緊張がとれて、精神症状が改善されていきます。その結果、気持ちが落ち着いたり熟唾できるようになれば、心とからだのエネルギーを収り戻すことができます。

薬の依存性を心配する人もいますが、医師の指示にしたがって用量や回数を守っていれば心配はいりません。大切なのは、自分の、どの症状を薬がどう助けてくれるのか、副作用にはどんなものかおるかを医師によく聞いて、納得して服用することです。

服用のしかたや副作用のことなど、気になることがあれば違慮せずに闘いて、薬や治療法について医師と率直に話し合える関係をつくっていきましょう。

心の症状によく使われる薬

抗不安薬

過剰な不安や恐怖感を鎮め、心身の緊張をやわらげます。不眠に用いられることも。

副作用は?

眠気やめまい、倦怠感などが現れることがあります。その場合は薬の量を減らしてようすをみます。

抗うつ薬

気持ちの落ち込みや意欲の減退、つらさなどをやわらげるために用いられます。うつやパニ1ック障害のときなどにも便われます。

副作用は?

目のかすみや□の乾き、ふらつき、便秘などが起こることがあります。最近は、副作用の少ないSSRIなどの抗うつ薬がよく使われるようになりました。

睡眠薬.睡眠導入薬

不安や緊張をやわらげて、眠りに入りやすくする薬です。いくつかの種類があり、不眠のタイプによって使い分けます。

副作用は?

現在は習慣性になりにくいベンソジアゼピン系の薬が主流。安全性の高い薬ですが、頭がぼんやりする、だるいなどの症状が現れることがあります。