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低用量ピルの疑問

Q.副作用は大丈夫?太ったりしない?

A.心配な副作用はなく、太ることもありません

飲みはじめは吐き気や頭痛、乳房の痛み、むくみ、不正出血などが起こる場合があります。しかし、これはからだが慣れるまでの一時的なもの。ほとんどの場合、2~3か月飲み続けると解消されます。それでも副作用が気になるときは医師に相談してピルの種類を替えてもらいましよう。なお低用量ピルが、がんを誘発することはありません。太る心配もあまりないので安心して服用してください。

Q.低用量ピルとHRTはどこが違うの?

A.含まれているホルモン量が違います

低用量ピルは、妊娠できる人(卵巣が活発に働いている人)に使う薬ですからそれに見合うホルモン量が入っています。それを更年期に使う場合は、血中濃度を一定に保つ働きがあります。

一方、HRT(ホルモン補充療法)は、卵巣の機能が衰えて女性ホルモン加減少している人に使う薬。いねば潤滑油のような意味合いで少量のホルモンを補い、からだがホルモンの減少についていけるようにするものです。したがって、ピルに比べてホルモン含有量がすっと少なくなっています。

Q.閉経後もピルで更年期対策をしたいのですが

A.閉経後の女性の長期服用はおすすめできません

ピルは、HRTの場合と比べるとホルモンの含有量が数倍多くなっているので、閉経後に服用したり、40歳以土の喫煙者が服用すると血栓症を起こす可能性が高くなります。

そのため、閉経後はホルモン量の少ないHRTに替えていきます。

Q.HRTに切り替える目安は?

A.血液中のホルモン量で判断します

低用量ピルをいつやめるかについては、休薬して1週間たって、からだから薬の成分がすべてなくなったところで血中ホルモン量の検査を行って、自然のホルモンの状態を調べます。検査の結果、卵胞刺激ホルモンの量が増加し、エストロゲンの量が減少して、閉経が近いことがわかると、医師から「そろそろ、HRTに切り替えましょうか」と話があるでしょう。

Q.健康保険はききますか?

A.低用量ピルには保険は適用されません

低用量ピルは、保険適用外です。費用は、病院やクリニックによっても違いますが、薬代は28日1周期分で2000~5000円くらいでしょう。それに検査や診察料などが加わります。

Q.頭痛薬など、ほかの薬と併用できる?

A.市販薬はだいたいOK。医師や薬剤師に必ず相談を

頭痛薬や胃腸薬、便秘薬などふだん飲むことの多い市販薬は、ピルと併用しても大丈夫です。

ただ薬によっては、いっしよに飲むとピルの効果を下げたり、またピルと併用することで、薬の作用が強く出てしまうことがあるので注意が必要です。

ほかの薬を飲むときには、必ず医師や薬剤師にピルを服用中であることを伝えてください。

Q.飲み忘れたときは、どうするの?

A.2日以内なら、忘れた分をすぐ飲めば大丈夫

飲み忘れに気づいたら、忘れた分をすぐに飲みます。翌日からはいつもどおりに飲めばよいのです。また翌日、飲み忘れに気づいたときは、2錠いっしよに飲みます。2日連続で飲み忘れてしまった場合も、気づいた時点で2錠飲み、いつもどおり服用を続けていきます。その場合は避妊効果はないので、コンドームなどを併用して避妊します。